笠松・第41回 クイーンカップ(SPⅢ)
【短評】 1着 ハヴアナイスディ……無理をせず好位3番手につけると、あとは折り合いに専念。終始いい手応えで進んで、教科書通りの内容で快勝。前走は距離に泣いたが、1ハロンの短縮できっちり持ち味を発揮できた印象。 2着 アペリラルビー……決して流れが向いたとはいえなかったが、自力でマクッて2着にきたのだからやはり力はある。体調も本調子でなかったと聞くし、まともであったなら…。のじぎく賞優勝馬の底力を見せつけたか。 3着 カツゲキマドンナ……道中はハヴアナイスディの直後から競馬。向正面で仕掛け始めて、一瞬は勝つかの脚色を見せた。成長途上の馬体でもあるし、兄カツゲキキトキトに決して負けない素質は秘めている。
【レース後のコメント】 1着 ハヴアナイスディ
丸野勝虎騎手……スタートして割と早い段階で位置取りが落ち着きましたし、道中もいい感じのペースで運べました。そのあたりが勝因だと思いますが、アペリラルビーが直線で迫ってきた時も相手の脚色を見てこれなら大丈夫だと認識しましたよ。なかなかの素質馬だと思いますし、機会があればまた騎乗してみたいですね。
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名古屋・SSS2017 第7回 名古屋でら馬スプリント(SPⅠ)
【短評】 1着 ハイジャ……出脚は外のトーホウハンターが勝っていたが、3角でうまく切り替え外へ。1番人気レディエントブルーが落馬、後続にも影響を及ぼしたことで、結果的には後ろから詰め寄る馬も現れず危なげない勝ち方。テン良し、追って良しで能力の高さを印象付けた。 2着 エトワールドロゼ……ベストのハナにこそ行けなかったが、終始ラチ沿いを通るロスのない走りが出来た。落馬の影響をほとんど受けずに運べたことも善戦できた要因。 3着 ビュウイモン……外めの好位。4角で前に並びかける脚はなかなかだったし、あと1完歩あれば2着に来れたかと思えるほどにゴール前の伸び脚も良かった。2着馬とはコース取りの差が出たまでで力的には互角の内容。 4着 ハナノパレード……前年の覇者として挑んだが、前目のポジションが取れず、また落馬のちょうど後ろのポジションだったこともありレースの流れに乗れなかった。それでも最後の伸び脚は目立っていたし、力の一端は示せた。 5着 トーホウハンター……この距離、このメンバーでもハナを譲らなかったのは評価できるが、スピード、スタミナを一気に使い果たしてしまうタイプのようで、この距離でも直線半ばでは止まってしまった。
【レース後のコメント】
1着 ハイジャ
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名古屋・ 愛知県知事杯 第47回 東海ダービー(SPⅠ)
【短評】 1着 ドリームズライン……単勝オッズ1.5倍の断然人気。空馬の影響もあり超がつくスローペースで展開されたが、そのペースを嫌って1角を回ったあたりから外々をコースロスなどお構いなしの一気の進出で、そのまま先団まで取りついた。勝負どころの3、4角では同馬をマークする岡部騎手のサンタンパが一気に交わしきる勢いで先頭を奪いに来たが、内外の差で振り切ると、直線ではさらに引き離す力の違いを見せつけ快勝した。大畑騎手は昨年のカツゲキキトキトに続き連覇、川西厩舎は08年ヒシウォーシイ、11年アムロ、12年マイネルセグメント、15年バズーカでも制しておりこれがなんと5勝目。 2着 サンタンパ……勝ち馬のマクりにワンテンポ遅らせ一気に交わそうという岡部騎手の頭脳プレーで一瞬「やったか!」と思ったが、最後は現状の力量の差が出た。ただ、これが重賞初挑戦だったことを踏まえれば堂々たる内容で先に向け一気に視界が広がったと言っていい。 3着 サザンオールスター……スタートの一完歩目が遅れたことにより、終始外々を回る不利な展開に。コーナーで外にはじかれる場面も見られたし、折り合いを欠く場面もあった。内枠でスムーズな競馬が出来ていれば…という3着。 4着 グレイトデピュティ……逃げ馬不在ということで今日は何が何でも行くつもりだった!? そんな思い切った騎乗だったが、不運にも空馬の影響でペースを支配するまでは至らなかった。
【レース後のコメント】 1着 ドリームズライン 大畑雅章騎手……ダービー連覇はうれしいですね。昨年は勝って当然(カツゲキキトキト)の馬だったので、今年は自分の力で勝たせたいと思っていました。ゲートはむしろ出遅れてもいいという感じで後ろからいこうと考えていましたよ。4コーナーで岡部さんの馬が馬体を併せてきたときは絶対負けられないという思いでしたね。長くいい脚が使えるのがこの馬のセールスポイントで、このあとも重賞や全国区を目指していきたいと思います。 川西毅調教師……パドック、返し馬を見て、「これなら勝てる!」と実は自信がありました。新春ペガサスカップで2着に負けたところで休養させたことで、戻ってきてからは本当に後ろがしっかりしてストライドも大きくなりました。これまでダービーを勝った馬、勝たせられなかった馬の経験が生きた勝利だと思います。高知優駿(6月18日)については間隔も短いので、馬の状態を見て出るかどうか決めたいですね。
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