笠松・第26回 オグリキャップ記念(SPⅠ)
【短評】 1着 カツゲキキトキト……軽く押してから他馬の様子をうかがいつつ、何も来なかったのでそのままハナへ。終始、先頭でペースを操りマイペースの逃げ。4角では2、3着馬に並ばれるような面もあったが、相手に合わせて馬が脚を使って感じで、抜かれる心配はなかった。 2着 アサクサポイント……スタート後に素早く好位の内を確保すると、スムーズに折り合いをつけた。先行3頭を見る格好で絶好の展開だったとはいえ、勝負どころからの伸びはよく、あわや勝機の場面を作った丸野騎手の手綱さばきは光った。 3着 イッツガナハプン……カツゲキキトキトをマークしながらの競馬。単について回るというより、前へ多少の揺さぶりをかけながらの追走に見えたし、4角では並びに行く脚も見せた。このメンバーであれだけ積極的に動けた点は評価できる。
【レース後のコメント】
1着 カツゲキキトキト
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名古屋・ GDJ2017 豊明市長賞 第23回 東海クイーンカップ(SPⅠ)
【短評】 1着 メモリーミラクル……抜群のスタートを切れたし、ヤマミダンスが出遅れ、他に競りかけてくる馬がいなかったためスムーズに先手を取れた。向正面に入ってもプッシュしてくる馬がおらず。この開催はいつも以上に「先行有利」の馬場だったから、これでほぼ勝利は確信できた。ただ、決して展開が向いただけでなく、ここへ来ての地力強化は本物。この名古屋の小回りが最高にフィットしているのは間違いないが、グランダムジャパンのポイントも加算できたことだし、一度別の競馬場での走りも見てみたい。 2着 アペリラルビー……待機勢は伸びあぐねる中で唯一脚を伸ばしてきた。上りは最速40秒5。初めての名古屋、初めての重賞挑戦と決して甘くない条件だったが、4連勝の勢いで好走できたかたち。内容的にも評価できる。 3着 カツゲキマドンナ……好位置の射程圏を追走。砂をかぶらない展開でスムーズに運べたが勝ち馬に並びかけるまでには至らず。2月のスプリングカップと同様で差し届いてもいい展開も伸びあぐねる。 5着 タッチスプリント……最初のコーナーで外に振られたのは大外枠だっただけに仕方ないところ。今日は前走の最後方一気とは打って変わって正攻法の競馬。ただ、その分道中で小脚を使わされ、最後の直線では思ったほど伸びず掲示板確保が精いっぱい。 6着 ワンダフルメモリー……高知2戦の走りが評価され2番人気に。2番手からのスムーズな競馬に持ち込み、勝負どころでは逃げるメモリーミラクルに並びかける理想的な流れだったが、最後は、相手強化、距離延長、輸送なのか… 脚が上がってしまった。 9着 ヤマミダンス……中10週。そのせいなのかゲートのタイミングが合わず後方から。道中では揉まれる形になってしまい、これが結果良くなかったか反応も悪く、断然の1番人気に支持されていたが見せ場らしいものは作れなかった。
【レース後のコメント】 1着 メモリーミラクル
友森翔太郎騎手……今日は強い遠征馬がきていたりと人気がなかったのですが、今の馬場を味方にしてなんとかしようと考えていました。理想どおりにハナをとれましたし、道中もすごくいいペースで行けましたからね。馬自身もリラックスして走れたようです。直線を向いて、なにか来るかなと思ったいたら、意外と足音がしなかったのでこれはやったかなと。重賞勝ちも2回目になりましたが、初めてのときとはまた違った嬉しさがありますね。
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名古屋・第57回 東海桜花賞(SPⅠ)
【短評】 1着 トウケイタイガー……同型サンデンバロンの発馬がひと息ということもあり単騎の逃げ。ペースは速かったが、上りもそれなりにまとめ強い勝ち方。短距離のスペシャリストという趣きがある内容。 2着 カツゲキキトキト……テンから行きっぷりが悪く1角を過ぎたあたりから鞍上があせる場面も。向正面で勢いがついたものの、詰め寄るまでには至らず、直線では突き離された。やはり忙しい1400mの走りはイマイチ。 3着 インディウム……前半は内を追走。勝負どころで外へ出しての伸び脚は目立ったが、時すでに遅し。 【レース後のコメント】 1着 トウケイタイガー 川原正一騎手……大畑君のカツゲキキトキトが強いのは分かっていましたが、距離適性から自分の馬にもチャンスがあるとみていました。欲しかった外枠が当たって、内から行く馬がいれば行かせて番手からの競馬を描いていましたが、スタートするといい感じで抜けていたので、馬の気持ちに逆らわずにうまくハナに立てたと思います。3コーナーあたりで手応えも十分でしたし、カツゲキがいつ来るかと構えていましたけど、何も来ませんでしたね。最後の直線も独走で、あらためてこの馬の強さを感じました。今後は園田を代表する短距離馬になれるように頑張っていきたいです。かきつばた記念はハンデ戦で、チャンスがあるでしょうし、オーナーや先生と相談の上でチャレンジできればと思います。
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笠松・第43回 新緑賞(SPⅡ)
【短評】 1着 サザンオールスター……前半は少し掛かり加減もうまく3番手でなだめて、淡々と流れに乗る。4角で先頭に並びかけて直線に入っても脚いろは衰えず。今日は快勝と言っていい強さと内容だった。 2着 イスタナ……積極的に押して好位のインをキープ。結果的には勝ち馬を終始マークするような格好ではあったが、この開催はあまり伸びていないコースを回らされながらの2着は評価できる。 3着 ウリャオイ……前半は無理せず馬任せに折り合いをつけて後方から。向正面に入ってからロングスパートをかけてじわじわ上がってきたが、コースロスとややシャープさを欠いたぶん3着まで。
【レース後のコメント】 1着 サザンオールスター
吉井友彦騎手……久しぶりに重賞を勝ててうれしいです。1頭になると気性的な幼さを見せるのでアンティクイーンを目標にできたのがよかったです。このあたりが大人になればもっと走ると思うし、この先距離は延びても問題ないと思います。
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