笠松・第24回 オグリキャップ記念(SPⅠ)
【短評】 1着 リワードレブロン…2周目の向正面でいち早くゴーサイン。早めのスパートで先頭にとりつき、そのまま押し切る納得の勝ちっぷり。昨年以上を思わせる強い内容で、非凡なスタミナを改めて認識。 2着 ビービーガザリアス…道中は折り合いに専念。ベテラン安部騎手らしい騎乗で、しっかり馬の力を出し切れた印象。データ通り、やはり長距離に高い適性がある馬だ。 3着 ブルースイショウ…追い込み馬らしく末脚にすべてを託した騎乗。さすがに勝ち馬ほどのインパクトはなかったが、2着馬とはクビ差。6番人気の中での好走だけに評価十分か。 4着 ノゾミダイヤ…2番手の競馬だったが、道中でのジョッキーのコブシの位置を見るとスローで押さえるのに必死といった感じか。2周目向正面でリワードレブロンに並ばれた時に、こちらもと慌てる様に追い出し開始。そのまま2頭でのマッチレースかと思われたが、道中のスタミナロスも響き、残り100メートルで力尽きた。ただ、敗れはしたが、力は示した格好。
【レース後のコメント】 1着 リワードレブロン
永森大智騎手…昨年は展開が向いたようなところはありましたが、今年は強い勝ち方をしてくれたと思います。外からかぶされるのを避けたかったので早仕掛けになりましたが、ハミを取って馬自身がやる気になってくれましたし、あのロングスパートを耐えてくれましたから、やはり強い馬なんでしょう。とにかく折り合い面を気にする必要がない馬ですし、高知にも強い馬がいるんだ、ということをアピールできて良かったですね。これからも応援よろしくお願いします。
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名古屋・GDJ2015 第21回 東海クイーンカップ(SPⅠ)
【短評】 1着 トーコーヴィーナス…単勝オッズ1.1倍の圧倒的な1番人気。しごいてのスタートだったが、ハナノパレードがいくぶん後手を踏んだおかげもあり結果的には楽に先手。道中も外ハナノパレードにびっちりとマークされる形ではあったが、余裕十分の手応え。まさに梅桜賞と同様で、他馬を寄せつけず搭載エンジンの違いを感じさせる勝ちっぷりだった。 2着 ハナノパレード…2番手でもうまく折り合い追走。ゴール前は脚が上がり加減も時計的には十分に走っている。完敗でも前回敗れた馬にはリベンジしたし、それなりに評価できる内容。 3着 アナザーデイ…スタート勘がいいし、センスの良さを感じる。コーナーで勢いが鈍る癖も出なかったし、一気の相手強化でこれだけやれれば。先に向け期待が高まるレース内容。 4着 ジュエルクイーン…道中は内々で上手く脚をためていたかに思えたが、勝負どころでもスッと反応できず、直線でも一旦交わしたアナザーデイに再度差しかえされ4着。小回りがイマイチなのか、力はあるがどうもつかみどころがないタイプ。
【レース後のコメント】
1着 トーコーヴィーナス 吉行龍穂調教師…次走は地元の「のじぎく賞」を使って、「関東オークス」か「兵庫ダービー」を目指すつもりです。インディウムに仇(かたき)をとらなきゃいけませんけど、地元なのでまた対戦する機会はあると思いますし、ダービーは昨年(トーコー)ガイアで獲ってますからね。この馬は血統的にも中距離が一番いいと思っているので、私の気持ち的には今7・3でオークスです。
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名古屋・第55回 東海桜花賞(SPⅠ)
【レース後のコメント】 1着 エナエビス…速いペースでも2角を回ったあたりから早くも前の2頭に接近。終始ピッチシフターの内で併せ馬のような形で進み4角では後退に見えたが、ゴール前で盛り返すしぶとい走り。 2着 ピッチシフター…思惑どおりに運べて勝ちパターン。一旦は先頭に立ったが、ゴール前で甘い面が出た。僅かハナ差で連覇ならず。 3着 トップフライアー…当地での実績的には見劣るもまだ底を見せていないことが評価され単勝1番人気に推された。レースは一旦は2番手に控えるかに見えたが、行きたがったのか、1角を回るころに先頭へ。結果的にオーバーペースに。敗れはしたが能力の一端は見せた。 10着 サイモンロード…ゲート自体は速いが、二の脚はさほど速くない。結局1角ではスピードに勝るトップフライアーに先手を譲る不本意な形。向正面でも外ピッチシフターにびっしりと併せられ、すでに3角では勝負に持ち込むスタミナが残っておらず。
【レース後のコメント】 1着 エナエビス
木村健騎手…メンバーが強いと思ってましたし、僕のは初めての輸送など課題がありましたから、あくまで挑戦者という立場で臨みました。パドックではキョロキョロしていましたけど、いつも通りの雰囲気でしたね。トップフライアーとサイモンロードが先行するだろうとみていたので、位置取りを含めて思惑通りに運べました。叩き合いは最後まで分かりませんでしたけど、馬が頑張ってくれましたね。ゲートが悪かったのが改善したし、ここにきて着実に力をつけています。これからも強い相手との対戦があると思いますが、もっと強くなる馬なので、これからも応援をよろしくお願いします。 |
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笠松・第41回 新緑賞(SPⅡ)
【短評】 1着 ミトノレオ…スタンド前まで少し折り合いがつかなかったが、特にスタミナをロスするほどではなかったようだ。向正面半ばから仕掛けて最後までしっかり伸びた脚は高く評価できる。これからも大崩れはしなさそうなタイプ。 2着 ルックスグー…サッと2番手をキープ。好位ですんなり流れに乗り、後続の進出に合わせて逃げ馬を捕まえに行った。ややその時の反応は鈍かったが、勝ち馬にも最後の最後まで食い下がって力のあるところは見せてくれた。 3着 マルヨバナーヌ…マイペースでの逃げ。目標にされながらも3着に粘り込んだのはいいが、4馬身の着差を考えると、現状では先着2頭とは力の差があるか。
【レース後のコメント】
岡部誠騎手…背中に柔らか味があっていい雰囲気になってきたね。ちょっと流れが遅くて折り合いに手を焼いたけど、長くいい脚を使ってくれたし走る馬だね。距離も問題ないし、今後も楽しみ。
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