笠松・第42回 東海ゴールドカップ(SPⅠ)
【寸評】 1着 ドリームマジシャン…単勝オッズ1.4倍の圧倒的な1番人気。3番手キープから前2頭をジックリ見据えていた。3コーナーから前を捕まえてにいって、直線では2着馬とのマッチレースになったが、しっかり競り勝つあたりが底力のなせるワザ。 2着 ドーリームカトラス…常に勝ち馬より先手先手を意識した競馬。自分でレースを作って、際どい争いに持ち込めたのは体調のいい証拠だろう。 3着 タッチデュール…淡々と4番手を進んで前の仕掛けに合わせて進出。スローだったせいもあって、ずっと先着2頭を脚いろが同じ。できればもう少し前で競馬がしたかったが…。
【レース後のコメント】 1着 ドリームマジシャン
尾島徹騎手…テンに少しかかったせいもあるのか、今日は3コーナーから仕掛けた時の反応が悪かった。正直、交わせないかと思ったけど最後までよく頑張ってくれました。やっぱり底力がありますね。
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笠松・第17回 ライデンリーダー記念(SPⅠ)
【寸評】 1着 ヨシノミカエル…道中は馬群に入れて行きたがるのをなだめながら折り合いに専念。外からのガードもあって4角は前が詰まるシーンもあったが、かえってあれでひと呼吸入れることができた。直線で外に出すと鋭い切れ味を披露。このレースぶりなら距離が延びても問題なさそうだ。 2着 リンカスイート…パドックの気配もこれまでと比較すると多少落ち気味。でも体はしっかりと仕上がっていた。スタートがひと息でテンに無理をしたのが最後に響いた印象。直線でパドドゥを交わし一旦は先頭に立ったが、これが精一杯。外から来たヨシノミカエルに抵抗するまでの脚は残っていなかった。 3着 パドドゥ…競り気味に先行する2頭の直後で絶好の展開。勝負どころで内を進出するヨシノミカエルをうまく押さえ込んで4角では先頭に立ったが、直線の叩き合いでは2頭に完敗。最後は底力の差だが、自身の力は出し切ることができたのでは。
【レース後のコメント】 1着 ヨシノミカエル 筒井勇介騎手…3角ではあまり手応えはよくありませんでしたが、内を進出すると馬が行く気になってくれました。4角で前が詰まったときはひやりとしましたが、直線で外へ出すといい脚を使って差し切ることができました。まだまだ良くなる馬だと思います。この先も楽しみですね。 笹野博調教師…状態も悪くありませんでしたし、そこそこの手応えは感じていました。引っかかる面があるので前に馬を置いて競馬をするように指示しましたが、上手く乗ってくれたと思います。折り合いもつくので距離が延びてもいい馬だと思います。このあとは馬の状態を見ながらになりますが、他地区への遠征中心のローテーションになると思います。
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名古屋・第13回 名古屋グランプリ(JpnⅡ)
【寸評】 1着 シビルウォー…パドックでは馬体を大きく見せて、好状態をうかがわせた。レースはもう少し前目につけるつもりだったようだが、スタート後は思いのほか進んでいかず中団後ろ。外11番枠ということもあって、道中は終始外め外めで距離ロスもあった。それでも2周目向正面で早めのスパートに入ると逃げるトウショウフリークとの差を徐々に詰め、4角では先頭に並んだ。最後は勢いの違いで突き放し3馬身差の勝利。昨年8月のブリーダーズゴールドカップ以来、久々の重賞5勝目をゲットした。 2着 トウショウフリーク…元々体質的に弱い面があり、出るレース出るレースが勝負のタイプ。それを示すかのように、7月ぶりでありながらパドックでは筋肉の柔らかさと気配が際立っていた。レースは内枠を利してエーシンとのハナ争いを制すると、あとはマイペースかつハイペースな逃げ。コーナー2周という特殊性から馬が距離を間違えてしまったようで、1周目でだいぶ掛かり気味になってしまったが、それでも武豊騎手の巧みなコントロールにより2着に粘り込んだ。負けたが、骨折明けを考えるとかなり強い内容。 3着 ナイスミーチュー…単勝オッズ2.9倍の割れた1番人気。普段より前めの5番手から。2周目向正面でシビルウォーが上がっていくタイミングと同時に上がっていきたかったが馬が動かず。3角では先頭からは致命的ともいえる差に。直線でようやくエンジンが掛かって追い込んでは来たが3着まで。 4着 ランフォルセ…道中は好位をロスなく追走していたように見えたが、思ったほど伸びず。戸崎騎手曰く「自分で止めている」とのこと。名古屋での2戦を見た感じでは、どうも名古屋のコースとも合っていない印象を受けた。 5着 エーシンモアオバー…好スタートからハナを目指すも、内のトウショウフリークに入られ2番手から。道中ポツン2番手で逃げているのと同じような感じではあったが、後ろにはまんまと目標にされてしまった。タラレバだが、枠が逆だったら違っていただろうと思わせる内容。連覇ならず。 6着 サイモンロード…この馬も本来逃げを打ちたかったはずだが、大外12番枠ではどうしようもなく好位から。そんな展開になりながらも、大きく崩れることなく地方最先着をキープ。これで満足してはいけないと思うが、名古屋No.1としての面目はかろうじて保った。
【レース後のコメント】
1着 シビルウォー 戸田博文調教師…調子が良く、いい状態でレースに出せました。名古屋グランプリはオープンなりたての頃に一度走って③着になっていたので、コーナー8回は久しぶりでしたが全く心配はしてませんでした。むしろコーナーでスピードが一旦緩むので、この馬のマクリが決まりやすいコースだと思っていたくらいですね。この馬はいい意味でトボケた面があって、常に一生懸命といったタイプではないので、8歳という年齢ですが馬も若々しいんです。GⅠ(JpnⅠ)では少し足りないけど、この位のメンバーなら来年もいい勝負が出来ますよ。
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