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レース回顧

 

笠松・第21回 オグリキャップ記念(SPⅠ)

 

 2012年04月27日2回笠松4日10R サラ系4歳以上・オープン・SPⅠ 稍重 2500m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

6

ジャングルスマイル

金沢

56.0

平瀬城

489

2.47.7

 

2

2着

9

タートルベイ

船橋

56.0

酒井忍

498

2.47.9

1 1/2

1

3着

7

タンゴノセック

高知

56.0

赤岡修

490

2.48.8

4

4

4着

2

リワードレブロン

高知

56.0

永森大

476

2.48.9

1/2

8

5着

8

エイシンブイダンス

笠松

56.0

東川公

503

2.49.5

3

5

6着

1

エイシンフレンチ

笠松

56.0

尾島徹

519

2.49.7

1 1/2

3

7着

4

ヤマニンノベリスト

笠松

54.0

吉井友

449

2.50.2

2 1/2

7

8着

5

キクノトップラン

名古屋

56.0

戸部尚

486

2.51.6

7

6

9着

10

キングサラディン

高知

56.0

花本正

445

2.52.1

2 1/2

9

競走除外

3

サイキョウアサカゼ

笠松

56.0

大塚研

右後肢跛行

競走除外 

 

 

 

【寸評】  1着 ジャングルスマイル……スッとハナを奪うと、あとは2500m特有のスローペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。テンの4ハロンが52秒9、そこからさらにペースを落として、上り3ハロンは38秒フラット。逃げる同馬にとっては、これ以上ない理想的な展開になったといえよう。   2着 タートルベイ……さすがは中央でもオープンまで上がった逸材で、パドックでも見栄えがした。脚質、初の笠松など決して不安要素は少なくなかったが、それでも単勝オッズ1.6倍の断然人気は妥当と思えた。レースはテンに無理はせず、レースは最後方から進めて、仕掛けたのは2周目の向正面。いち早く動き始めてアッという間に先頭集団にとりついた。結果スローペースに泣いて差し届かなかったが、猛追したその脚色はまさに負けて強し。  3着 タンゴノセック……サッと好位につけると、あとは折り合いに専念。逃げるジャングルスマイルの2、3番手という位置取りで、同馬もまた勝ち馬同様、理想的な競馬ができたのではなかろうか。ただ、逆にいえばそれだけに1、2着馬との力量差を見せつけられた印象も…。  6着 エイシンフレンチ……地元勢では最も人気を集め、単勝は3番人気。レースは最内枠を生かしてラチに沿ってせこく回ったが、2周目向正面でペースが上がったときについていけなかった。もともと速い脚を持っている馬ではないので、この展開ではこんなもんかもしれないが、前走で途中でレースを止めてしまったように走ることに前向きになれていないのかも。精神的なものとなると、事態は意外と深刻かもしれないが…。次走でもう一度様子を見たい。

 

【レース後のコメント】 

1着 ジャングルスマイル
金田一昌調教師……これまで輸送で結果は出ていなかったですし、名誉ある一戦を勝てて本当に嬉しいですね。ただ、今回の勝因は展開に尽きると思います。かなりのスローペースでしたし、追い切りもかけていない状態で臨みましたからね。そういう意味では、やはり強い馬なんでしょう。このあとは6月17日の百万石賞に狙いを定めて、それまではしっかり休ませたいと思っています。
平瀬城久騎手……今日はスッとハナへ行けましたし、この馬の展開に持ち込めましたね。たっぷり息が入りましたし、タートルベイが4コーナーで迫ってきた時も手応えが良かったので大丈夫だと思いました。ホントに強い馬ですし、これからも応援よろしくお願いします。

 

  

 

 

 

名古屋・第52回 東海桜花賞(SPⅠ)

 

 2012年04月12日1回名古屋3日11R サラ系4歳以上・オープン・SPⅠ 重 1400m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

6

エーシンエフダンズ

兵庫

57.0

川原正

504

1.27.5

 

4

2着

4

ジーエスライカー

名古屋

57.0

大畑雅

485

1.27.8

1 1/2

1

3着

10

エーシンクールディ

笠松

55.0

木村健

501

1.27.8

2

4着

1

ロードグリン

名古屋

57.0

今井貴

514

1.28.1

1 1/2

9

5着

9

グッドリーズン

兵庫

57.0

吉村智

461

1.28.4

1 1/2

10

6着

5

マヤノツルギ

金沢

57.0

東川公

518

1.28.5

1/2

6

7着

7

ニシノコンサフォス

名古屋

57.0

阪野学

534

1.28.6

7

8着

8

ウルドサリエ

笠松

57.0

吉井友

520

1.30.0

7

8

9着

2

ドリームクラウン

笠松

57.0

尾島徹

525

1.30.3

1 1/2

5

10着

3

ダイワマックワン

名古屋

57.0

戸部尚

475

1.30.7

2

3

 

【寸評】  1着 エーシンエフダンズ……中央時には10年オーシャンS2着がある実績馬で、今年も笠松の白銀争覇を制している。レースは激しい先行争いには加わることなく後方からの競馬。8歳馬とは思えないほど道中の行きっぷりは抜群で、3角手前からスパートすると勝負所ではエンジン全開。直線入口では早くも2頭を射程圏に入れた。流れが向いたのは確かだが、ジーエスライカー、エーシンクールディに勝ったのはかなりの自信にもなるだろう。  2着 ジーエスライカー……エーシンクールディと人気を二分したが、単勝1番人気はこちら。出ムチを入れてハナを主張して行ったが、なんとしてものエーシンクールディが更なる気迫で前に立ち2番手までが精一杯。しかも、1角ではそのエーシンクールディに進路を塞がれてしまい、ブレーキをかけるという致命的な不利を受けた。それでも、そこから懸命に盛り返し2着確保は立派。  3着 エーシンクールディ……放牧明けではあったが、追い切りでは馬なりで2週連続の好時計をマークしていたので仕上がりに関しては文句なし。しかも、今回は負傷療養中の岡部誠騎手にかわって兵庫の木村健騎手を代打に迎えるなど、陣営の期待度の高さも伝わってきた。レースは、大外枠ながら持ち前のスピードでなんとかハナへ。しかし、ジーエスライカー以下も速く、主導権を握ってからもなかなかペースを落とすことができず、前半48秒台のオーバーペースになってしまった。この苦しいペースでは最後力尽きたのも仕方ないか。東海公営でのはじめての土は残念だが、流れさえ変わればいつでも巻き返せる力はあるだけに、次走以降に再注目。

 

【レース後のコメント】 

1着 エーシンエフダンズ
川原正一騎手……すごく調教がいい感触できていたので期待感を持っていましたが、相手がかなりそろっていたのでどれくらいやれるかは半信半疑でした。レースは速い馬がそろっていましたので、自分のペースで競馬をしようと思っていました。3角の手応えは凄くよくて、4角では勝てそうな感じだったのですが、気の悪いところがある馬なのでそれだけを気をつけて追いました。笠松時代には東海桜花賞という伝統の一戦を勝つことができなかったので、きょうは勝ててうれしいですね。これでかきつばた記念の権利を得ましたが、これはオーナー、スタッフが相談して決めると思います。応援ありがとうございました。

 

  

 

 

 

笠松・第38回 新緑賞(SPⅡ)

 

 

 2012年04月05日1回笠松3日10R サラ系3歳・オープン・SPⅡ 重 1600m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

7

マイネルセグメント

名古屋

56.0

今井貴

455

1.42.3

 

3

2着

6

アウヤンテプイ

笠松

56.0

尾島徹

478

1.42.4

1/2

1

3着

1

ディアヴィラージュ

名古屋

56.0

大畑雅

457

1.42.5

3/4

8

4着

5

グレンダウザー

名古屋

56.0

柿原翔

533

1.43.4

4

2

5着

2

ドラゴングランド

名古屋

56.0

吉井友

477

1.43.6

1

7

6着

9

マルチゴールド

笠松

56.0

濱口楠

457

1.44.8

6

6

7着

4

ブラボークリチャン

笠松

54.0

向山牧

417

1.45.3

2 1/2

4

8着

8

エーシンスイアブ

笠松

54.0

丸野勝

478

1.45.3

5

9着

10

ピースキャンドル

笠松

54.0

東川公

427

1.46.0

3

9

10着

3

スーパーマリン

笠松

54.0

大原浩

414

1.46.6

3

10

 

 

【寸評】  1着 マイネルセグメント……レースは中団から進んで折り合いに専念。まだコーナーでモタつくところは見られたが、道中の手応えがよく追い出してからもぐいぐい伸びて優勝。厩舎が期待する通り、距離は長いほど良さそうなタイプだし、駿蹄賞、あるいはその後の東海ダービーも楽しみだ。  2着 アウヤンテプイ……単勝オッズ1.1倍の断然の1番人気。今日はパドックでもややイレ込んでいたし、返し馬でも折り合いを欠くシーン。2番手からの競馬に徹したが、案の定、レースでも行きたがる面を見せていた。結果、追い出してからいつもの反応がなく、外からくるマイネルセグメントに交わされてしまった。この馬の能力からすればそれでも勝ってほしかったが、出来も6、7分程度だったし、敗因はそれなりにあったといえよう。  3着 ディアヴィラージュ……好枠を利しての逃げたが、最後までよく踏ん張って3着。ペースや相手関係を踏まえれば、今後に繋がる一戦だったといえる。   4着 グレンダウザー……例によって出脚が鈍く後方から。1コーナーの入りで、前を走るブラボークリチャンが口を割って外へ逃げるのをまともに食らい、外へ持っていかれたのが痛かった。向正面からのスパートでなんとか追い込んだが、離れた4着がいっぱいだった。上り3ハロンはメンバー中最速の37秒1。

 

【レース後のコメント】 

1着 マイネルセグメント
川西毅調教師……前走のスプンリングカップはモマれて力を発揮できませんでしたし、今日はうまく乗ってくれましたね。ブリンカー効果もあったようですし、調整もうまくいっていたので、結果が出てホッとしてます。次は駿蹄賞の予定ですが、距離は長ければ長いほどいい馬だと思っているので楽しみですね。
今井貴大騎手……今日は道中の手応えが良かったですし、3コーナー、4コーナーあたりのアウヤンテプイの動きを見て勝機もある、と思いました。まだコーナーでモタモタしたりする面はありますが、強い馬を相手に結果を出せて嬉しいです。不思議と僕自身、笠松の相性はいいのですが、まだ名古屋では重賞勝ちがないですからね。次の駿蹄賞も頑張りたいです。