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レース回顧

 

笠松・第50回 東海ゴールドカップ(SPⅠ)

 

 2021年12月31日8回笠松4日10R サラ系3歳以上・オープン・SPⅠ 不良 1900m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

7

ウインハピネス

笠松

57.0

大原浩

519

2.06.4

 

1

2着

12

ベニスビーチ

笠松

54.0

吉原寛

441

2.06.8

2

5

3着

3

ミラクルシップ

名古屋

57.0

山田祥

500

2.07.6

4

4

4着

11

メイプルブラザー

笠松

57.0

東川慎

485

2.08.1

2 1/2

6

5着

5

ナムラゴロー

笠松

56.0

加藤聡

485

2.08.4

1 1/2

8

6着

10

コーカス

名古屋

57.0

村上弘

505

2.09.6

6

10

7着

1

グットクルサマー

名古屋

57.0

大畑雅

472

2.10.2

3

9

8着

9

トミケンシャイリ

名古屋

56.0

今井貴

528

2.10.9

3

2

9着

8

シャイニングデイズ

笠松

57.0

藤原幹

486

2.11.0

12

10着

6

エネスク

笠松

57.0

松本剛

522

2.11.0

11

11着

2

キーグラウンド

名古屋

57.0

宮下瞳

521

2.11.1

1/2

3

12着

4

タイセイグリード

笠松

57.0

岡部誠

471

2.11.8

3

7

 

【短評】
1着 ウインハピネス
…スタートはまずまずだったが、馬の行く気に任せて中団からの競馬に。向正面で後ろにいたミラクルシップが上昇してきたのに合わせてスパートを開始。一瞬、前が壁になりかけたが、うまく進路を外に見いだせた。直線に入ってからは大原騎手の懸命なムチに応え、グイグイ伸びて先行するベニスビーチを見事に差し切ってゴール。終わってみれば完勝といえる内容だった。
2着 ベニスビーチ…好スタートから内の馬の出方を見ながら好位をキープし、道中も掛かることはなくうまく流れに乗れた。定石通り3コーナー手前から仕掛けて4コーナーで先頭に立って押し切りを狙う勝ちパターン。吉原騎手の手綱さばきはほぼ完ぺきに思えたが、今日のところは勝ち馬が強かった。ただ、3着には4馬身差をつけており、地力のあるところは十分に示したといえよう。
3着 ミラクルシップ…前半は折り合いに専念といったレースぶりのぶん位置取りが後ろになってしまった。向正面から早めに進出した時の脚はシャープで、一気にマクり切るかに見えたが直線はやや伸びあぐねた。勝ち馬に合わされて外を回るコースロスはあったが、ベストはマイルなのかもしれない。

 

【レース後のコメント】
1着 ウインハピネス
大原浩司騎手
「状態は良さそうだったので自信を持って乗りました。道中の手ごたえも上々で前さえ開けば何とかなるかなと思っていました。抜け出すまでに少し時間がかかりましたが、抜け出してからの手ごたえからも伸びていたので大丈夫かなと思いました。今年一年、いろいろあった中で最後に大きいところを勝てて嬉しいし、ホッとしています。」
森山英雄調教師「まだまだ良化の余地を残している現状でも強い競馬をしてくれました。馬の状態を見ながら次走は考えたいと思いますが、前走から中1週で使ったこともありますし、この後はひと息入れて2月くらいから再始動できればなと思っています。」

 

 

 

 

笠松・第25回 ライデンリーダー記念(SPⅠ)

 

 2021年12月30日8回笠松3日10R サラ系2歳・オープン・SPⅠ 稍重 1400m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

5

エムティアンジェ

金沢

54.0

栗原大

467

1.29.5

 

1

2着

12

アップテンペスト

名古屋

54.0

加藤聡

462

1.29.7

3/4

4

3着

7

ボサノヴァ

金沢

54.0

米倉知

460

1.29.8

2

4着

4

ドミニク

笠松

54.0

向山牧

447

1.30.1

1 1/2

3

5着

8

タニノタビト

名古屋

55.0

今井貴

509

1.30.5

2

6

6着

3

シャローナ

笠松

54.0

吉原寛

434

1.31.9

7

8

7着

6

ヒカルノビビッド

笠松

55.0

松本剛

475

1.32.8

4

11

8着

2

ボルドーアドゥール

笠松

54.0

黒澤愛

387

1.32.8

7

9着

1

パステルモグモグ

笠松

54.0

深澤杏

413

1.33.2

2

9

10着

11

ミトノオオイ

名古屋

55.0

岡部誠

409

1.33.4

1

5

11着

10

ナンジャモンジャ

笠松

54.0

藤原幹

477

1.33.8

2

10

除外

9

アマクミナイデヨ

名古屋

54.0

大畑雅

 

 感冒

競走除外

 

 

【短評】
1着 エムティアンジェ(金沢)
…栗原騎手のコメント通り外めを通っての追走。向正面で早めに押し上げると、4コーナーでは先頭に立ってそのままゴールイン。着差は僅かだったが、勝ち時計の1分29秒5も実に優秀だ。
2着 アップテンベスト…大外枠を引いてテンに無理な脚は使ったが、評判通りのスピードを見せて先行2番手からの競馬。ゴール前は勝ち馬を一瞬ヒヤりとさせたし、上々の滑り出しを切れた印象。
3着 ボサノヴァ(金沢)…テンの4ハロンが49秒6というなかなかのペースで先手を主張。当日の馬場は逃げ馬が捕まるケースが多かったが、そんな中を踏ん張って3着に健闘。通常の馬場なら逃げ切りまであったかも。

 

【レース後のコメント】

1着 エムティアンジェ(金沢)
栗原大河騎手
「自分でパトロールをみて内から2、3頭開けて通っていることが分かっていましたし、返し馬の感触からして内が深いということは感じていました。ですので多少のロスがあったとしても、外を回っていこうという算段はありました。レースは思っていた以上にテンに絡むことができましたし、強敵とみなしていたボサノヴァや、向山騎手のドミニクの動向も冷静に見ることができたと思います。これからは迎え撃つ立場になっていくと思いますが、強いエムティアンジェを見せればと思っていますので、応援よろしくお願いします。」
佐藤茂調教師「今回は雪の影響で攻め馬を2日休みましたし、正直、調整がなかなか難しかったですね。結果的に馬体もマイナス11キロということで、今日は馬の力で勝ったところが大きいと思います。ただ、その馬の力は相当なものだと思っていますし、将来が本当に楽しみですね。この後は休養に充てて、春に始動する予定でいます。来年は地元のダービーを含め、大きいところを勝っていきたいですね。」

 

 

 

 

 

 

 

名古屋・第21回 名古屋グランプリ(JpnⅡ)

 

 2021年12月23日21回名古屋3日11R サラ系3歳以上・オープン・JpnⅡ 稍重 2500m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

11

ヴェルテックス

栗東

56.0

横山武

521

2.45.4

 

1

2着

8

ケイアイパープル

栗東

56.0

松山弘

510

2.45.9

2 1/2

2

3着

4

ダンビュライト

栗東

57.0

松若風

489

2.46.8

4

4

4着

1

ホーリーブレイズ

大井

56.0

下原理

467

2.46.9

8

5着

2

ドスハーツ

栗東

56.0

小沢大

483

2.47.1

1

5

6着

9

トーセンブル

船橋

56.0

岡部誠

444

2.47.6

2 1/2

7

7着

6

ルールソヴァール

道営

56.0

吉原寛

501

2.47.8

1

6

8着

5

ライトウォーリア

栗東

56.0

岩田望

509

2.48.3

2 1/2

3

9着

3

エグジットラック

名古屋

56.0

加藤誓

526

2.51.7

大差

11

10着

7

ウインハイラント

名古屋

56.0

加藤聡

467

2.52.2

2 1/2

10

11着

10

ナムラムツゴロー

名古屋

56.0

大畑雅

509

2.58.4

大差

9

 

【短評】
1着 ヴェルテックス(JRA)

前3頭の先行争いを見る形で4頭目。ラチ沿いをピッタリ。常にロスのないレース運びができたし、4角では前を射程に捕らえて差し切った。横山武史騎手の完璧な騎乗。スタミナも無限大にありそうだ。
2着 ケイアイパープル(JRA)
パドックの気配はもうひとつだったが、中央でもあまり良く見せないらしく、実戦タイプのようだ。内が軽い馬場で外3頭目を回っての競馬だけに評価できる。
3着 ダンビュライト(JRA)
ハナを主張。ただ、前半を51秒台前半での逃げで、後続が息を入れさせてくれなかった。長丁場にしてはややきついペース。最後は甘くなってしまった。
4着 ホーリーブレイズ(大井)
5番手からの追走。勝負どころではいったん離されたが、最後はバテかけたダンビュライトに詰め寄った。善戦だろう。
5着 ドスハーツ(JRA)
とくに見せ場のない5着。やはり他のJRA勢と比べると格下感は否めなかったか。
8着 ライトウォーリア(JRA)
ブリンカー着用で臨んできたが、ハナへ行けず。2番手でズルズル。行けないともろいのか。

 

【レース後のコメント】
1着 ヴェルテックス(JRA)
吉岡辰弥調教師
「先行3頭を見る形で好位インでうまく運べました。以前はキックバックでひるむ面がありましたが、そういったところも見せなかったですからね。まだ抜け出してから遊ぶところがありましたし、その辺りに伸びしろがあります。距離はやはり長い方が良さそうですが、今後については馬の状態を見ながら、オーナーと相談して決めることになります。」

 

 

 

 

笠松・ 岐阜県知事杯 第8回 ジュニアキング(P)

 

 2021年12月16日7回笠松3日10R サラ系2歳・オープン・P 良 1600m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

5

イイネイイネイイネ

笠松

55.0

加藤聡

452

1.45.3

 

1

2着

7

ナンジャモンジャ

笠松

54.0

今井貴

479

1.46.0

3

9

3着

8

ベルマリオン

笠松

54.0

黒澤愛

450

1.46.2

1 1/2

8

4着

3

シャローナ

笠松

54.0

岡部誠

441

1.46.8

3

2

5着

1

カントリードーロ

笠松

54.0

向山牧

445

1.47.0

3/4

3

6着

4

ファニー

笠松

54.0

藤原幹

487

1.47.1

1/2

6

7着

6

イルマーレ

笠松

55.0

塚本征

453

1.47.3

1 1/2

4

8着

9

エイシンヌイトム

笠松

54.0

大原浩

465

1.47.3

10

9着

2

アドマイヤガール

笠松

54.0

森島貴

435

1.47.5

3/4

7

10着

10

ブエラアルト

笠松

54.0

松本剛

416

1.48.8

6

5

 

 【寸評】

1着 イイネイイネイイネ

スタートは良かったが位置取り争いでモマれるような形になり後方から。3角手前でゴーサインが出た時は少し反応が鈍く感じたが、エンジンが掛かってからの加速度は目を見張るものがあり、一気に先行集団を?み込み4コーナーで先頭へ並びかけ、直線は離す一方。結果的に展開が向いた面はあるにせよ、強い競馬だった。

2着 ナンジャモンジャ

互角のスタートだったが、二の脚がついてからのスピードで他馬上回り先手を主張。道中は極端に遅い流れでもなかったし、早めに後続からプレッシャーをかけられるような場面もあり、決して楽な展開とはいえない中で2着に踏ん張ったのは見事。今後もハナを切れるようなら一発がありそうなタイプ。

3着 ベルマリオン

キックバックを気にしたのか前半はフワフワした走りで後方にポツンと置かれてしまう。向正面半ばから行きっぷりがよくなると、グングン前との差が詰まって直線の手前では勝機もあろうかという勢いで伸びてくる。直線に入るとややその勢いは衰えたが、最後までしっかり伸びて2着馬に際どく詰め寄った。

 

【レース後のコメント】

1着 イイネイイネイイネ

加藤聡一騎手「もう少し前に行きたかったですが、ゴチャついて後ろからになりました。ただ、末脚がいいのは分かっていたし、相手関係を見ても前々に行きたいタイプが多かったので慌てずジッとしていました。4コーナーで前は捕まえられると思いましたが、最後まで頑張ってくれましたね。スタートも悪くなかったし、末脚もいいので今後、距離が延びても大丈夫だと思います」

田口輝彦調教師「名古屋の後だから軽めの調整にしたけど、好調は維持できていました。いろいろ不利があった前走でも大負けしなかったから、巻き返し十分だと思っていましたが、よく走ってくれました。次走は他陣営の動向を見ながらになりますが、年明けの名古屋・新春ペガサスカップが最優先かなと思っています」