笠松・GDJ2021 第8回 ラブミーチャン記念(SPⅠ)
【短評】1着 エムティアンジェ(金沢)……少しゲートでチャカついて出遅れ気味に。その後は積極的に外から好位集団へ巻き返してグラーツィアをマークする位置を確保。3コーナーからは両馬の一騎打ちとなったが、直線で競り勝ちゴール前までしっかり伸びて快勝。自分でポジションを取っての内容だけに強さが目を引いた。 2着 グラーツィア(北海道)……抜群にテンに速かったわけではないが、五分のスタートから枠を利してハナへ。多少、ハミ受けの悪さを見せながらも折り合いはついていた。勝ち馬に並ばれてからも、ある程度は踏ん張れていたし、スピードと能力の高さは十分に示せたといえよう。 3着 ドミニク……出遅れたが、少し脚を使って中団の後を確保。向正面に入ると早めにスパートを開始して前との差を詰めにかかるも最後は脚いろが同じになって3着まで。この馬自身はバテていないが、先着2頭も止まらなかった点を考えると、全国区レベルとのスピード差が今後の課題になりそう。
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名古屋・第39回 ゴールド争覇(SPⅠ)
【短評】 1着 ダノングッド(高知)……下見所の雰囲気は9歳馬とは思えないほど若々しく、気配良く見せてくれた。レースは大外枠でもひとつ内の馬がハナを切ってくれたことですんなり番手を確保。多少速いペースだったが、余裕を持って4角へ。追い出してからもしっかりと伸びて、完勝といっていい内容だった。 2着 トーセンレビュー(浦和)……好スタートから好位置をキープ。終始、レースの流れに乗れたが、何とか2着を確保することが精一杯。完敗を認めざるを得ない内容だった。 3着 メイソンジュニア……ひと息後とあってプラス馬体重。下見所の雰囲気も休み明けといった感じで、何とか地力で3着に押し上げた形。良くなるのは次走以降か。 4着 ドンフォルティス(川崎)……元中央オープン馬とあって馬っぷりよくパドックを周回。ただ返し馬の動きはもうひとつで、そのあたりが伸びを欠いた要因かも。 5着 カツゲキキトキト……体調自体に問題はなさそうだが、本質的に1400mでは距離不足。最後は瞬発力の差が出てしまった。
【レース後のコメント】
動画:金シャチけいば情報チャンネル(名古屋けいば公式チャンネル)
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名古屋・第32回 秋の鞍(SPⅠ)
【短評】 1着 トミケンシャイリ……思った以上の出脚を見せてハナ。このメンバーの1400mで行き切れることができるか微妙に思えただけにやや驚きがあった。3角からイグナイターが接近も常に1馬身の差をつけて、最後は突き放した。熱発で順調さを欠いたが、よく立て直した。変則だが3冠馬の仲間入りといっていい。 2着 イグナイター……スタートが甘く、後手を踏みかけたが、外へ切り替えて押し上げた。長くいい脚は使えたが、今日は相手十分の競馬をされた。いくぶん硬さが感じられたので、本番(楠賞)には良くなるだろう。 3着 ミラコロガナーレ……スタートで他馬と接触する不利。前2頭が後続を離したので、展開も向いた。 4着 ブラックマンバ……西日本ダービー同様に、しまいは長くいい脚を見せた。いぶし銀。 7着 グロリオーソ……スタートよく先行したけど、ついていけず。トモが緩く映ったし、距離が短すぎたか。
【レース後のコメント】
動画:金シャチけいば情報チャンネル(名古屋けいば公式チャンネル)
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笠松・第46回 秋風ジュニア(P)
【短評】 1着 シルバ……スピードの違いで掛かり加減に先手を主張。その後も折り合いがなかなかつかず大逃げの格好になってしまったが、そのままゴールまで押し切る。ただ、直線に入ってからもバッタリ止まったわけではなく、レース慣れしてくれば折り合いに進境を見せる可能性は十分ある。15キロ減の馬体重は心配ではあるが、見た目に細くはなく維持さえできれば問題なさそう。 2着 ドミニク……少しだけテンに脚を使って中団を確保。ただ、無理をしたわけではないし、バテないタイプなのか勝負どころから追い出してもこの馬だけはしっかり伸びて勝ち馬を追撃。ゴール前こそ脚いろが同じになってしたが、今後は距離が延びてさらに楽しみがありそうなタイプ。 3着 シャローナ……積極的に好位を奪いに行き、大逃げの勝ち馬と距離を取りながら2番手を追走。結果的に2着馬とも大きく離されてしまった点を見ると、これでも深追いしてしまったということか。ただ、転入初戦だけに今後の上積みに期待したい。
【レース後のコメント】 1着 シルバ 藤原幹生騎手「スピードが違ったのでそのまま逃げましたが、やはり道中は行きすぎてしまいましたね。ただ、賢い馬ですから経験を積んだことで折り合いはついてくると思っています。3コーナーで牧さん(ドミニク)がだけが来ているのは確認していました。直線は何とか頑張ってくれと思いながら追っていましたが、結果的には強かったですね。しばらく笠松に置いてもらえると聞いているので今後が楽しみですね。」 後藤正義調教師「ちょっと行きたがる面はあるけど、それにしても時計が速かったからねえ。すごく能力のある馬ですね。次走については現時点では未定です。」
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笠松・第48回 オータムカップ(SPⅡ)
【短評】 1着 テーオーエナジー(兵庫)……ヒルノデンハーグより内めの枠順ということもあったが、ポンと好スタートを決めて自身がハナへ。道中は50秒9というスローペースに落とせたし、あとはゴール前も持ったままの楽勝。移籍初戦とはいえ、ここでは力が違った。 2着 サンライズフルメン……この日の馬場で最も結果が出やすいインの3番手で脚をタメて、2着に健闘。波乱の立役者となったが、元来、笠松は2戦2勝と相性のいいコース。力のある馬だし、復調のきっかけはつかめた印象。 3着 ミラクルシップ……道中は後方で脚をタメて、末脚勝負へ。ゴール前はクビの上げ下げで見事、馬券に絡んでみせた。逃げた勝ち馬がスローに落として差し馬には厳しい展開だったが、この馬らしい根性は発揮できた。
【レース後のコメント】
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