名古屋・第60回 駿蹄賞(SPⅠ)
【短評】 1着 トミケンシャイリ……内枠ということもあり、陣営の宣言通りにハナ。大きなフットワークなので包まれるのを嫌った格好。ライバルに直付けされたが、2周目の向正面で引き離しにかかる。ゴール前は脚色は一杯もその際の貯金が生きた。単純な逃げ切り勝ちのように見えたが、今井騎手のファインプレー。次走は東海ダービーだが、駿蹄賞まで使い込んだきたので、1カ月で疲労が抜ければだ。 2着 ブンブンマル……直付け。それだけ勝ち馬を意識していたということ。向正面で離されかけたが、ゴール前はじわじわ詰めよって、1馬身差。むろんダービーでの評価が下がるものではない。 3着 スプリングメドウ……4番手につけ、普段より掛かりもよく、前目の競馬。内からしぶとく伸びて、現状の力は出し切った。 4着 フーククリスタル……ハナへいけず、徐々に位置取りを悪くしていったが、3角すぎから盛り返した。古馬と戦ってきた経験が生きたか。ハナに固執しなくても形になったことで視界が広がりそう。 【レース後のコメント】 1着 トミケンシャイリ 竹下直人調教師……使ったことのない距離で最後は苦しがっていましたが、よくしのいでくれました。こちらに来た時から走る馬だと感じていましたが、やはり奥がありますね。この後は東海ダービーの予定です。1カ月以上の調整期間がありますので、より良い状態で臨めるのではないかと考えています。
動画:金シャチけいば情報チャンネル(名古屋けいば公式チャンネル)
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名古屋・第23回 かきつばた記念(JpnⅢ)
【短評】 1着 ラプタス……好発を決めてハナ。速いラップで逃げたが、中央の馬にとっては何てことはないのだろう。後続もくっついてはきたが、勝負どころの手応えにも余裕。58キロも全く影響なし。完勝。時計も昨年からコンマ1秒詰めたし、速い。 2着 テイエムサウスダン……3番手から。積極的に前を追いかけるが、今日は完敗。自分の力は出し切った。 3着 ベルダーイメル……休み明けも好仕上がり。なかなかしなかやな跳びを見せるも、上位2頭とは現状の力差。 4着 ナリタミニスター……中団の内目から。ただ、先行中央勢とはスピードに決定的な差。ロスなく立ち回ったがここまで。
【レース後のコメント】 1着 ラプタス 幸英明騎手……跨った時点で具合が良さそうでいい競馬ができそうに思いました。位置取りにはこだわらず、レースではスタートに集中していました。昨年より道中の手応えは良かったので、その通りなら勝てると思いました。スタートが速く、折り合いもつくようになって進境も見せてくれています。
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