名古屋・ 愛知県知事杯 第61回 東海菊花賞(SPⅠ)
【寸評】 1着 タガノジーニアス……7歳馬とは思えないほど馬が若々しく、パドックで抜群の気配。レースは中団で慌てず騒がずに追走し、勝負所で前が壁になるも外に出してから鋭い伸び。結果的に4馬身差の圧勝劇。 2着エイシンニシパ……好位のインを確保してレースの流れに乗れた。最後は瞬発力の差か。じりじりとしか伸びず、2着を確保するのがやっと。 3着ノーブルサターン……+20キロとやや余裕残しの体。それでも2周目の向正面で一気の動いて見せ場を提供。実績馬の一端は見せた。 5着タイガーアチーヴ……前半51秒5のラップを刻んで絶妙なペース配分で逃げることができた。ただ、最後は地力の差だろう。掲示板が一杯だった。
【レース後のコメント】 1着 タガノジーニアス 新子雅司調教師……名港盃を勝った後あたりから夏負けしていましたが、涼しくなって追い切りの動きからしてガラッと変わってきました。中団からになりましたが、直線よく伸びてくれましたね。このぐらいの距離が合いますので、次走は園田金盃を予定しています。
動画:金シャチけいばNAGOYA(名古屋けいば)公式チャンネルより
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笠松・第7回 ラブミーチャン記念(SPⅠ)
【寸評】 1着 ラジアントエンティ……好スタートからハナもうかがえる勢いはあったが無理せず2番手で流れに乗り、教科書通り3コーナーで先頭に立った。4コーナー手前まで2着馬に食い下がられたものの、直線を向いてからは後続をみるみる離しての快勝。ここでは能力が違った印象であり、直線の手応えなら距離延長もこなせそう。 2着 シャノンアーサー……無理なく勝ち馬をマークできる好位置をキープ。スタンド前ではやや掛かるような面をみせたが、勝負所ではしっかり勝ち馬についていけた。ただ、直線では脚がいっぱいになり、何とか2着を確保するのがやっと。勝ち馬とはやや力の差を感じたが、地元レベルなら上位の力があることは証明した。 3着 スターフェネック……大きく出遅れてはいないが、隣の枠の馬が速かったのもあって好位のインで控える格好に。結果的には伸びずバテずの3着だったが、やや行きたがったり、びっしり砂を被るシーンがありながらも、大きくバテなかったのは今後の収穫となろう。
【レース後のコメント】 1着 ラジアントエンティ 吉村智洋騎手……笠松の1600mは外枠が不利なので無理にハナにこだわらず2、3番手でいいと思っていました。コーナーさえうまく回れればこの馬の力なら大丈夫と思っていましたし、ゴール前もまだ余裕はありましたね。今日の感じならもう少し距離が延びても大丈夫でしょう。オーナーさんの思い入れのあるレースで勝てましたし、コロナ後、お客さんの前で初めて重賞を勝ててよかったです。
片平陽子厩務員……前日の昼に笠松到着しました。前走くらいの馬体で出走できるかなと思っていましたが、少し減っていましたね。ただ、輸送の経験が多くてなれているので問題はありませんでした。この後は調教師とオーナーと相談して考えます。(※オーナーサイドへの取材では11月30日水沢・プリンセスカップから12月31日大井・東京2歳優駿牝馬へとの意向)
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