名古屋・ 名古屋競馬場開設70周年記念 第49回 東海ダービー(SPⅠ)
【短評】 1着 エムエスクイーン……プラス5キロの馬体増でも前走よりふっくら見せたし、夏場を迎えて雰囲気も前走以上だった。レースはスタートを決めてハナに立ち、前半3Fを50秒0と飛ばした。それでも終始手応えよく運び、最後の直線では後続に差をつける一方。きょうの内容なら古馬に混じっても互角以上の戦いができそうで、これからが益々楽しみになった。 2着 マコトネネキリマル……初めての距離でも中団でしっかり折り合いがついていた。前が引っ張る展開も後押ししての2着だが、転入後の4連勝はダテではなかったことを証明した格好。 3着 フォアフロント……一旦逃げようとする構えも見せたが、エムエス、ゴールドとの争いが激しくなるのを見てすぐに3番手の内に切り替える佐藤騎手の好判断。力は出し切れている。 9着 アンタエウス……無理なく追走しているように見えたし、頭を上げる悪癖も見せなかったが、いざ勝負どころではすでに手応えがなかった。中間の様子や当日の返し馬からして本調子を欠いていたようだった。 11着 ゴールドリング……パドックは程よく気合も乗ってまずまずよく見せた。だが、2番手追走も前半の速いペースに3角手前で失速。4月以来の競馬で出来が本当ではなかったようだ。
【レース後のコメント】 1着 エムエスクイーン 竹下直人調教師……体調を崩した時期があったことを思うと、よくここまで立ち直ってくれた。正直、今はホッとしているよ。前走の駿蹄賞で減っていた馬体も増えていたし、今井騎手には2周目3角では後続を待たずに仕掛けるようにと指示していたが、うまくいったね。最後はどのぐらい離したのかな、自分の馬ばかり見ていたから分からなかったよ。今後についてはしばらくは厩舎でゆっくり休ませる予定。他地区への遠征については馬の状態を見ながら、オーナーと相談しながら決めることになるね。
動画:金シャチけいばNAGOYA(名古屋けいば)公式チャンネルより
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笠松・第1回 飛山濃水杯(SPⅢ)
【短評】 1着 ストーミーワンダー……サムライドライブをマークする形で4番手から進めたが、終始、抜群の手応え。直線に入って追い出すと、しっかり反応して1着。改めてこの馬の能力を知らしめた一戦だった。 2着 サムライドライブ……メモリートニックとヴェルジェーズの先行争いを見る形で3番手。理想的な流れで進めて4コーナーの手応えでは勝ったかに見えたが、結果は差し切られて2着。負けはしたが、古馬重賞を勝つのは時間の問題か。 3着 メモリージルバ……好スタートを決めて、今日は5番手から。道中はしっかり脚をタメて末脚勝負に徹したが、差し届かず3着。完敗したが、力は出し切った印象。
【レース後のコメント】 1着 ストーミーワンダー 渡邊竜也騎手……「返し馬の時点ではどうかなぁっていう感触でしたが、いざレースにいくと終始、抜群の手応えでびっくりしました。直線に入ってからもサムライドライブが止まりそうだったので、これなら勝てると思いました。これまで僕自身、重賞は2着はあったのですが、ようやく勝てて本当に嬉しいです。早速、今年の目標を達成できたので、また新たな目標を設定したいですね」 笹野博司調教師……「びっしり追い切っていない臨戦過程が良かったのでしょうか。今回は自信度は0%に近かったので、この勝利は嬉しい誤算です。でも改めてこの馬の能力を知ることができましたし、また今後も力が入りますよ。この後は体調と相談しながらですが、今のところ金沢の日本海スプリントか、笠松のサマーカップを予定しています。また応援よろしくお願いします」 |