名古屋・第15回 名港盃(SPⅡ)
【寸評】 キングスゾーン……内枠を利してすんなりハナへ。自分のペースに持ち込んで、あとはいつも通り向正面から引き離しにかかり、これまたいつも通りの粘り腰で凌ぎ切った。9歳だが、まだまだ名古屋を引っ張っていけるだけの力がある。 マルカハンニバル……大外枠発走の影響で、道中はキングスゾーンよりもかなり外外を回るロス。勝負どころではいい感じで上がってきたが、結局最後までキングスゾーンに並びかけることが出来なかった。 ベルモントパッシオ……道中はキングスゾーンの後ろ、無駄のないコース取りで脚をためることができた。上位2頭には力で及ばなかったが、3着確保。鞍上の好騎乗が光った。 ホウライエイブル……好調子。レースは外目外目のコース取りでコーナーでのロスが多分にあった。直線残り100メートルからの脚は際立っていただけに何とか3着は確保したかったのだが。
【レース後のコメント】
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笠松・第35回 クイーンカップ(SPⅢ)
【寸評】 ベラトリックス……中団で脚をためて、うまく流れに乗れていた。ペースが上がった時について行けない面はあったが、最後までしっかり伸びていた。鋭くはないが、堅実なレースができるタイプのようだ。 テイエムオジャンセ……後方待機で自分の競馬に徹していた。結果的に展開が向いた印象は強いが、この相手での連対は素直に評価していい。 ナナクサ……兵庫からの遠征馬ながら1番人気の支持。スタートがもうひとつのせいもあってか、こちらのイメージより後ろの位置取りとなった。終始インに詰まる格好で、外へ持ち出したのは4角すぎ。いい脚で伸びてきたが、時すでに遅し…。スムーズならちぎっていたかも!?もったいないレース。 ミラノボヴィッチ……出遅れてハナは奪えず。それでも向正面でマクって先頭に立ち、見せ場は作った。リフレッシュのおかげか前2走に比べれば、大分競馬はマシになっていた。それでも信頼回復はもう少し先になるだろう。 フレンドミー……前走古馬との走りを評価された2番人気。そこそこのスタートだったが、1600mの外枠が響き3番手まで。ただ、道中の推進力のある走りには見どころがあった。敗れはしたが、近いうちに巻き返せそうな感触。
【レース後のコメント】 川西毅調教師……夏場が合うのか、状態には自信がありました。この後は地元の東海クイーンカップ(8月5日)に向かう予定です。笠松・名古屋のクイーンカップ連覇といきたいですね。
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笠松・第34回 サマーカップ(SPⅢ)
【寸評】 エーシンクールディ……ゲートを出た途端にサッとハナへ。特に押したわけでもないのに、あのスピードとは恐れ入った。レコードに0秒1差の好時計を持ったままでマーク。さすがは今年の根岸S(GⅢ)4着馬。今回の相手ではモノが違いすぎた。 トウホクビジン……先行各馬を見る格好の5番手。位置取りとしては絶好だったとはいえ、このスピード決着のなか、しっかり伸びて連を確保できたのは力のある証拠といえる。 カツヨトワイニング……向正面で勝ち馬に並びかけるような場面もあったし、積極的な競馬。もっとバテても不思議ない展開だったが、離されながらも3着に粘り込んだ。ペース次第でオープンでもやれそうな感触はつかんだ。
【レース後のコメント】 伊藤強調教師……やっぱりこのメンバーでは力が違ったね。今後は金沢・読売レディス杯→佐賀・サマーチャンピオンというプランを持っています。
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