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最後はメモリージルバで よいお年を!

 さて、2017年最後のきょうの注目は「第46回 東海ゴールドカップ SPⅠ」(第9R・1,900メートル)。発走15時30分。9頭で争われる。

 

 出走馬を見渡すと、昨年の覇者・名古屋アサクサポイントが今年は名古屋グランプリ8着をステップに参戦。昨年2番人気4着の名古屋・メモリージルバに、4番人気5着の名古屋・ヴェリイブライトも1年経ってまた成長した姿で帰ってきた。以上昨年出走の3頭に加え、名古屋からはもう一頭キクノセントロもスタンバイ。同馬は尾張名古屋杯4着、梅見月杯6着と重賞2戦こそ圏外だが、それ以外では[12-6-7-0]とまだ3着を外していない実力上位馬だ。

 

 迎え撃つ地元笠松勢に目を向けると、今年は例年以上に層が厚い印象。まず、前回の東海クラウンを勝っての参戦となるハタノリヴィールは、昨日も紹介した佐藤友則騎手の「ライデンリーダー記念と東海ゴールドカップのどちらもいただきますよ」のコメントからも中心の一頭になるだろう。それに前回敗れているダイヤモンドダンスも人気ではこちらが上位だったし、2走前の笠松グランプリではこちらの方が先着していることから素質は互角かそれ以上。他では園田「のじぎく賞」など3歳重賞戦線で活躍したアペリラルビーに、格下でも中間の雰囲気は上々だったヤマニンデリシュークロノスバローズもいる。この3年は名古屋勢に優勝を持っていかれているが、今年は13年ドリームマジシャン以来の制覇の可能性も十分の布陣だ。

 

 そんな目移りするメンバーだが、本命はすんなり④メモリージルバ(写真)に決まった。

 前走・東海クラウンでは58キロを背負いながら抜群の掛かりを見せていたし、ハタノリヴィールに敗れはしたがインパクトでは明らかに上回っていた。さらに3キロあった斤量差が1キロに縮まったのも有利で、紙面の調教評価でも「A」がつけられるほど体調の良さも際立っている。そして何よりそんなプラスしかない状況にありながらそこまで人気がなさそう。最後はこの馬とともに!

④メモリージルバ 単勝10,000円

 (251,600/362,600=回収率69.39%・12月27日終了現在)

 

 明日1日から4日は名古屋けいば「新春シリーズ」。元日は新設重賞「湾岸ニュースターカップ SPⅡ」、2日(火)は弊社協賛レースの「新春盃 SPⅡ」、3日(水)はカツゲキキトキトが出走する「名古屋記念 SPⅠ」と注目レースが目白押しです。もちろんファンサービスも盛りだくさんでご用意しておりますので、ぜひ競馬場までお越しいただければと思います。それでは2017年もありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。

(井本秀一)

 

 一昨年3着、昨年4着だが、今年こそ! メモリージルバ